ボーイスカウトについて
生命を尊重する心、仲間と話し合って協力する心、モラルや正義感、自然や美しいものに感動する心など、子どもたちの「生きる力」を育む教育活動です。
「生きる力」って
知識や学力、身体能力、これらのどちらかだけでは、大人になって幸せな人生を描けません。また、そのひと個人の独りよがりでは未来を拓いていくことは困難でしょう。人には幸せになる権利がありますが、それは与えられるもののみでなく、自分で切り開いていく力を伸ばしていくことで得られるものかもしれません。これが、「生きる力」です。
「生きる力」とは ー:
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自分で考え、自分のことは自分でする
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みんなで楽しみや喜びを分かち合う
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困っている人の助けになる
これらは普段の日常生活の中だけでは得られるものではありません。
野外や戸外の非日常の中にこそ学ぶ機会が転がっており、「体験する」だけでなく、これから如何に学ぶことで会得することが可能になると信じています。
ボーイスカウトでは、キャンプ(野営・舎営)、ハイキング、奉仕といった活動の中で、ロープ結び、計測、安全に刃物を使い火を扱うといった技能を使いながら、数人のチームメンバーとともに協力し、話し、考え、行いながら、「生きる力」を身に付けていきます。
これは、知識や学力、身体能力、誠実で豊かな心を協調させていくといった成長につながるものです。
スカウティングで目指すもの
ボーイスカウト活動を通して、自己実現をする活動を「スカウティング」と言います。このスカウティングが社会に貢献できる目指す自己実現とは、私たちが暮らすなかで必要な次のような資質を身に付けることをを指すのかもしれません。
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勇気
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公平
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正直
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信用
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忍耐
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責任
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配慮
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忠誠
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努力
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奉仕
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明朗
また、自らの人生を豊かにするためには、次のような行動がとれる人になることも欠かせないのかもしれません。
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進取の気性
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旺盛なる冒険心と好奇心
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革新的指向
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目標達成のための強い意欲
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国際性・社会性の尊重
そして、社会でリーダシップをとり、貢献できる人となるためには、次のような実行力を備えることも肝要でしょう。
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論理の合理性・科学的見地による計画を立案し、実行する力
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事象の本質をつかむ力
(洞察力と観察力を鍛え、判断力・分析力を高め、実行につなげていく胆力)
これらを、ローバースカウト年代までで土台となる自己を育て、成人になっても向上していくことスカウティングです。